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議論が雑では?
以前、競馬で儲け過ぎて課税の問題となり、裁判になった例を幾つか紹介いたしましたね。
http://www.yayakosiikedoomosiroi.com/entry/2017/12/22/212521
競馬で多額の利益を上げる人がいる以上、投資よりもアホらしいとは言えない。反論終了。
としてもいいのですが、そもそも、全体で幾ら中抜きされているか、という事と、実際にそれを行って儲けられるかどうか、は別問題の気がします
あらゆる商売は中抜きを何らかの形でされるから、中抜き率が多い商売をやる奴はアホ! って事にはならないから、中抜きされてるから儲からない、という理屈にはならない気がする。
株で儲ける人の割合は、10%とか、5%とか言われたりもしております。明確なソースは不明ではあるけども。
9割の人が損するなら、それはもうギャンブルでは・・・競馬の一番人気が勝つ確率は3割くらいですので、これは競馬の勝ちだな! とか、そういうのは暴論になってしまう。
てら銭だけに着目してあほらしいかどうか決めていいか疑念がある。
宝くじの還元率と、宝くじで儲けられるかには、直接の関係はない、けどまあ、宝くじは最初から当たる確率低すぎて、運試し的ではあるのは事実。これは。自分の運命力を信じる者の挑戦だよ。
totoとbigに関しては、まず「totoとBIGを一緒にすることはできない」と思われる。
確率が違い過ぎる。
BIGはランダム購入。
totoは予測購入です。
BIGはマジで能力関係なく、運命を試すしかないんですが、totoは、13試合のうち、ホームチームが勝つか、アウェイチームが勝つか、引き分けか予想します。
サッカーに関して天才的な試合予想が出来る人間は、勝てる確率が上がります。
3の13乗になるのかな、純粋な確率は。
ただし、まず、引き分けがやや起きにくい事と、ホームチームが勝ちやすい、という事を頭に入れれば、確率にも変動があるでしょう。
また、明らかに強いチームと弱いチームの試合が組まれていれば、予想を絞る事も出来ますよね。
競馬と違い、倍率とかないので、100円だけ買っても、完全にあたれば5000万とか配当される可能性がある、というのがTOTOですね。
まあ、株とどっちが儲けやすいかって言えば、普通は株でしょうけど、サッカーに対する天才的造詣があるとかなら、totoに挑戦するのは無謀ではないと思われます。
還元率半分であることは、当選確率と因果関係がないと思う。
競馬は一時所得で課税されるから宝くじやサッカーくじより大幅に有利とは限りませんというのもまた、儲かるかどうかと直接の因果関係にない。
実際に儲けている人がいるでしょ。
証券取引所が、株式売買に関して取っている手数料が、他のギャンブルよりてら銭が低いからと言って、株式投資がギャンブルより儲かるという証明にはならない筈です。
何故なら、そもそも証券取引所は、株の利益を払い戻している訳ではない。
株は個人間で勝手に売り買いしていて、株の利益を払い戻しているのは、高く買った個人です。
取引所は、その間に手数料を取っているだけです。
宝くじは、儲かった人は、宝くじの運営者から直接払い戻しを受けている。
競馬も、パチンコも、他のギャンブルも全部そうです。
だからそもそも、てら銭と、手数料は比較できないのでは?
株取引のてら銭を算定するなら、全ての株取引の買いと売りを比較して………駄目だな。株の買いは、誰かにとっての売りだ。
競馬の馬券の購入が、誰かにとっての馬券の売却にはならない。宝くじもそうです。
つまり、根本的に違うものだから、同列に論じても誤謬しか生まないのでは、という疑問がある。
買うと同時に誰かが売っている、売買である株。
みんなでお金を出して、当選者に運営側が払い戻すギャンブル。
根本の仕組み自体が違う。
間に取る手数料と、全額預かって勝利者に分配する仕組みの配当とで、中抜きの金額が違うのは当然ではある。
それと、競馬で儲けられるかは別問題と思われる。
どちらかというと、保険の方が近い。
ご覧のとおり、保険の還元率は宝くじより低くなっている。
だから保険に入るよりも、株に投資しよう! となりますかね?
どうにも、議題にあげた記事の、株の礼賛には違和感があるものの、じゃあギャンブルすればいいかっていうと、それもよくはないよね。
とはいえ、どうにも理論構成に引っかかるのでした。