バーチャルさんは見ている、を見たのだが、否定的な感想を書く。
私はけものフレンズ2の製作陣に腹は立たないし、手を抜いているとも思わないが、バーチャルさんは見ているの制作陣には疑念を抱く。
疑念の原因は、
1 短い制作期間
確か庵野は短くても作れるとか言ってたけど、じゃあ何でお前のエヴァの映画はいつまでたっても公開されねえんだよ、って話なので、あれは話半分の武勇伝でしかないと思われる。一般的なアニメと同じだけの制作期間をなぜ設けないのか?
2 アニメの専門家ではないスタッフ
監督はニコニコの社員であり、アニメの制作経験も、バラエティ番組の制作経験もない。脚本もアニラジの脚本しか書いた事がない。これが本気でアニメを作ろうと思って組んだ座組なのか?
3 ずさんな内容
ちゃんとアニメを作ろうとか、ちゃんとバラエティを作ろうとか、考え抜いてこの内容になったという事を信じる事が出来ない。
この3点について、やや妄想的に掘り下げる。
1 何故製作期間が短いのか?
私が妄想する製作の本音は、
「バーチャルユーチューバーの人気なんて、半年後にはどうなってるかわかんないし、今、適当に人気のⅤチューバーを出して25分くらい動画流せば、ファンはバカだから買うだろ?」
という風なものである。
もちろん、これは妄想だが、妄想だが、何故一般的な制作期間を設けない? もちろん、製作期間が短いほうがコストも安くはなる。
極めてなにか、侮辱されている気持ちになる。
2 何故、バラエティでも、アニメでもない、訳のわからないスタッフで制作するのか?
監督を内部の人間にしてコストカット、脚本もプロを呼ばずにコストカット、コストをかけないという事は、つまり、内容はちゃんとする気がないという事である、何故なら「適当に人気のⅤチューバーを出して25分くらい動画流せば、ファンはバカだから買うだろ?」というのが本音だからではないのか。
そうでないなら、きちんとプロを呼んで、バラエティやるならバラエティ、アニメをやるならアニメを作ったはずだ。
バーチャルユーチューバー業界は、舐められたんじゃないのか?
3 低予算、短い製作期間なりの工夫もしない。
てさぐれ方式を採用することもできたし、開き直ればニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン方式もできたかもしれない。
少なくても、今のカメラワークやコーナーの作り方はありえない。
ほとんどすべてのコーナーが、オチをつけず、なげっぱなしにしてしまうのは何でなのか。
というか、低予算ならもう、出演者のアドリブ任せにしたほうが、まだ安く、楽しめるものになっただろう。
この全編に漂う舐めた感じが、非常に侮辱を感じる。
それでいて、バーチャル業界の発展を願って、とエンディングに出してくる。
この辺でもう、ドワンゴやとばっちりでカドカワなどへの感情が膨れ上がるわけだが、
自分が思うに、もしちゃんとバーチャルユーチューバーをアニメ化するなら、アイドルアニメ方式が適正ではないかと思った。
もちろん、てさぐれでもいいのだが、あれはあれでちゃんとしたアニメとはちょっと違うので、ラブライブやアイドルマスターに近づける方がよさそうだとは思う。
アイドルアニメは、声優とキャラクターをオーバーラップさせる手法をよく使う。
中の人とキャラクターの混同を起こさせやすくする仕掛けである。
これはⅤチューバーと相性が良いように思われる。
設定としては、ある日、にじさんじに出会って、配信を始める、というところからスタートだろうか。
Ⅴチューバーは基本的に、「配信者である」というのが最大の共通点となるし、配信をする人、というのはⅤチューバーの定義から外しづらいところではある。
配信をすることで、楓と美兎は出会い、どんどん大きなムーブメントになり、楓はゼップを満員にする、というような方向性でアニメにしていき、現実でも楓と美兎のライブを行う、というような方向性でええんちゃうか。
これはさすがに雑すぎるけど、一期生が、ラブライブならぬ、Ⅴチューバーライブで優勝を目指し、アライズならぬ、キズナアイ、シロ、あかりのユニットと戦う。みたいな、ラブライブ一期風でええんちゃうか。8人でライブ曲とかバンバン出せばペイできそう。
そんなことをおもいました。